AIウォッチ / モデル・推論基盤
補講(14)では、書き出しの遅さを投機で買い戻す話をしました。
補講(15)では、端末で小さく賢く動かす話をしました。
前回は、外の現場の第二面として、失敗を戻せる形に保つ設計を見ました。外へ出た処理は、ただ速く進めばよいわけではありません。間違えたときに止まり、戻り、やり直せる必要があります。
前回は、できあがった賢さを少ないビットに載せる話をしました。
前回は、道具の設計を見ました。
前回は、代理人としてのエージェントを見ました。
前回は、信頼性の崖をどう越えるかを見ました。仕事を細かく分け、途中で確かめ、崩れる前に止める話でした。結びでは、次回はまた別の層の急所へ降りる、と書きました。
前の補講では、画面を使って外のソフトを動かす話をしました。検索で外の知識を引く。画面を見て、押し、入力し、結果を読む。そこまで降りても、まだ上の層の話でした。
前回は、言葉の刻みで、いちばん下を見ました。
補講は、一度閉じました。補講(6)で、ここで補講も閉じる、と書きました。
補講(7)では、埋め込みを見ました。言葉や文を、意味の一点に変える話でした。
前回は、道を選ぶ門を見ました。問いが来たとき、どの専門家へ渡すか。その分かれ道を扱いました。
前回は、ご褒美で振る舞いを変える環を見ました。答えを出す。人の好みに近いかを見る。よい振る舞いに寄せる。そうして鍛えた大きなモデルは、賢くなります。
補講(10)では、蒸留を見ました。
前回まで、速さ・軽さ・量という、目に見える得の取引を見ました。
前回まで、軽さ、速さ、鍛え方、任せ方の取引を見てきました。
前回までで、推論コストの見え方を下から見てきた。
前回は、長文脈の値段を決める KV キャッシュを、モデル構造の側から小さくする方法を見た。
前回まで、長い文脈を扱うときに何が重くなるのかを見てきた。
前回まで、長い文脈を扱うときの工夫を見てきた。
ここまで数回は、モデルを効率の側から見てきた。
前回は、考える力をどう鍛えるかを見た。
第8回では、モデルに考える力をどう鍛えるかを見た。第9回では、答えを出す時間に計算を足すことで、推論を強くする考え方を見た。

LLMの注意力まわりは、名前だけ追うとすぐ迷子になる。MHA、MQA、GQA、MLA、SWA、DSA。略語が増え、図も増え、結局どれが何をしているのか分からなくなる。

推論モデルの強化学習(RL)は、ここ1年で「ベンチマークを何点上げたか」を競うフェーズに見える。だがQwenチームが2025年7月末に公開した GSPO(Group Sequenc…

Claude Opus の評価挙動から、モデルが賢くなるほど壊れるベンチマークの問題を見る。
連載は補講(13)で一度、本当に閉じました。
前回は、委譲を見ました。大きな仕事をそのまま渡すのではなく、文脈を切り離し、小さな仕事として別の場所へ渡す話でした。上の層では、それは編成の技術に見えます。
補講十一では、底の素材まで降りました。何を集め、どう整え、どう鍛えるかを見ました。
前回、入口を広く取れ、と言いました。
前回は、数を粗くして軽くする話をしました。細かさを少し諦める代わりに、持つ数を減らす取引です。
前回、大勢で鍛えるとき、足並みを揃えるために、互いを待つ、という話をしました。
Agentic OS を下から読むなら、最初に見るべきものはモデルの賢さではない。推論の値段と速度である。
前回は、推論のコストをどこから見るかを整理した。大きく効いているのは、計算そのものだけではない。重みを読むメモリ帯域、同時に処理するリクエスト数、途中結果を持ち続けるための領域が、生成の速度と費用を決めていた。
前回までは、モデルが一枚の GPU に収まっているものとして話を進めてきた。
第1回から第3回では、推論コストの中心にある単純な事実を見た。GPU は高い。だから、確保した GPU を遊ばせると、そのまま損になる。
第1回から第3回で、長文脈の値段は、かなりの部分を KV キャッシュが決める、と見た。KV は過去文脈のための作業場所であり、リクエストごとに固有である。重みのように、多くの利用者で割り勘しにくい。
前回、1.74GB の VibeThinker3B を手元で試しました。
無料。 ローカル。 オフライン。 しかも、日本語がかなり読めます。
1.74GBのVibeThinker-3Bを自分の非公開コードで実測。解答エンジンとしては本物、だがエージェントではない。
トークンは、安くなり続けています。 なのに、企業の AI 請求書は、増え続けています。
前回は、理屈の話でした。 安くなるほど、総額は高くつく。 そういう、直感に反する仕組みの話です。
前回までで、二つのことが分かりました。

LLMを動かす、と聞くと、多くの人はモデルファイルを思い浮かべる。重みを落とす。GPUに載せる。プロンプトを入れる。答えが返る。

ここ数日、NVIDIA から立て続けに発表が出ました。Cosmos 3(オープンな物理 AI の基盤モデル)、RTX Spark(1 petaflop の AI PC 用スーパーチ…

毎秒400トークンの裏側にある、推論エンジンと運用インフラの競争を見る。

速さ・安さ・Agent実戦性能から、モデル競争が「燃費」へ移る流れを読む。